先日、話題の映画「フロントライン」を鑑賞しました。この作品は、2020年2月に起こった、豪華客船ダイヤモンド・プリンセス内での新型コロナウイルスの集団感染についての「事実に基づく物語」だそうです。

当時は「手際が悪い」「対応が悪い」「監獄のようだ」と世の中のバッシングを一身に浴びていたダイヤモンドプリンセス号。船が停泊していた場所は私の生活圏の本当に近くだったので未知のウイルスがすぐそこにあるという恐怖で緊張しながらニュースを見ていた記憶があります。

私はそのニュースを「船内のかわいそうな乗客」と対応が悪い「私ではない誰か」としか見ていませんでしたが、映画の中で船のクルーや医療チームが今まで経験の無い未曾有の事態にも、その時出来る最善(ベストの選択ではないのは分かっていても)尽くそうとする姿に自分が恥ずかしくなりました。

テレビやネットなどの情報を上辺だけ受け取って「私ではない誰か」の物語として非難したり、拒否したりする事の危険性を改めて考えさせられます。

ところでこの映画はイオンシネマ岡山で鑑賞しました。大きいしキレイだし便利な場所にあるのでよく使っているのですが、ふと「岡山県に他にどんな映画館があるのだろう」と調べてみたところ、岡山県は映画館が5館 スクリーン数34 。なんと人口10万人当たりのスクリーン数ランキングでは47都道府県の中で、残念ながら44位!(2023年の情報です)人口に対してスクリーン数が少ないのですね。ちなみに上位3位は上から石川県、山形県、大分県だそうです。東京や大阪が上位かと思っていたので意外でした。

コロナや有料配信の普及などで残念ながら映画館は縮小傾向だそうです。皆様はどの映画館でどんな映画を見る予定でしょうか。

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