先日、初めて路面電車に乗車しました。
目的地は「おかでんチャギントンミュージアム」のテラスです。夕方16時に営業を停止するチャギントンミュージアムのテラスを「ビアテラスおかでん」として17時30分から再オープンする(日付限定)と聞いたためです。
私たちが到着した時間は、そんなに広くない15席ほどのテラスの半分ぐらいにご夫婦やご近所の仲良しさんグループと思われるお客さんで半数ぐらい埋まっていて、ガヤガヤした感じはありませんでした。皆さん滞在時間はそれほど長くなく、夕食前のちょっとしたリラックスタイムを店内全員で共有している感じでした。
お店の岡山電気軌道の社員の方にお話を伺ったところ、路面電車は毎年(コロナ中は中止していたらしいですが)夏に「ビアガー電」というナイスな名前の電車を走らせていたのですが、今年はその車両に不都合があったらしくビアテラスに変更になったとのこと。新参者の私は知りませんでした。来年は是非とも「ビアガー電」の復活を遂げてもらいたいものです。もちろん乗車希望です。「ビアテラスおかでん」も続投でお願いします。
東山から岡山駅前まで路面電車に乗車して帰る道すがら、ビールがなくてもなんとなくビアテラスの雰囲気に彷彿とさせるな、と思いました。小さな車内、皆どこからかどこからへと向かうひと時の共有。前向き座席とは違う向かい合わせの座席で、それぞれの人生がほんのちょっと交差する。全然知らない人だけでどこかでちょっと繋がっている。
岡山の路面電車は「自分もこの街の営みにちゃんと含まれているんだな」という安心感を与えてくれる電車でした。