「ラップ」それは未知の世界。
私のイメージは野球帽を前後ろにかぶったシルバーアクセサリーをしたイカツイお兄さん達が東西にわかれて
~♪おまえたち 価値はない 勝ちはない
からまわり つまらない セイグッバイ♪~(注:歌詞はイメージです)
みたいな韻を踏んだ罵り合いを行って、謎の勝敗が決まる。という薄っぺらで偏見に満ちたものでした。
そんな私と住職がなんとラップライブに行くことに!
場所は岡山の「CLUB CLOWN」作庭をお願いしている方の一人がDJとして出演されているということで、おそるおそる訪問。
あー間違えた。と最初に思いました。ジャケットの住職とトレンチコートの私。どうみても会場から完全に浮いています。そして次に感じたのが音の波動!会場中に波のように押し寄せて指先まで響きます。まだ始まってないのにすごく圧倒されました。
そしてメインのライブはといいますと「KZ」さん「脱兎」さんという方のライブで(バトルではなかった)もちろん力強く迫力はあるのですが、イメージした威嚇するようなものでありません。深夜に一人で聞くラジオのような村上春樹の小説のような会場のひとりひとりに語り掛けるような心に優しいもので、良い意味で期待を裏切られました。
会場には涙を流して聞いている人もいて、アーティストさんがファンの方にとても愛されている事がとても感じられました。
何事もイメージだけで判断するのは良くないな、と深く反省です。機会があったら他にもラップライブに出かけてみたい。ただし四十肩が完治してから。なぜならラップライブは演者さんから「腕をあげて振るように」とリクエストされるからです。時には「両手で」と。中途半端な腕のあげ方、振り方でステージからやる気のない客だと思われそうで怖い。違うんです。肩がまだ痛いんです。